エイハブ・リアクター(Ahab Reactors)は『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場する架空の動力。
概要[]
エイハブ・バーラエナによって開発された相転移炉の一種。モビルスーツや施設のエネルギー源となる動力炉で極めて高いテクノロジーで作成されている。生み出されるエネルギーは膨大でモビルスーツ用のものでも施設の全電力、スペースコロニーなどに用いることも可能なほどである。
解説[]
エイハブ粒子[]
エイハブリアクター内で生成される粒子。リアクター内で真空素子が相転移した際、エネルギーとともに発生するが100万分の1秒にも満たない時間で崩壊しつつ、エイハブ・ウェーブ(後述)を伴いながらニュートリノ分子やミュー粒子などといった素粒子に変化する。擬似重力を発生させることができ、その重力はリアクターの出力によって増減し、戦艦に搭載する大型のリアクターともなると、リアクター内部のリキッドメタルを艦内に循環させることで重力を制御し、疑似重力を発生させることができる。この疑似重力はモビルスーツにも応用され、モビルスーツのGを緩和させる効果がある。そのため、基本的にエイハブリアクターはモビルスーツのコックピット(胸部)付近に搭載され、その慣性制御能力を用いてパイロットの負担を軽減している。また、この同作における主要兵装であるナノラミネートアーマー はこの粒子を塗装に混合し蒸着させることで作り出されている。
エイハブ・スラスター[]
エイハブ粒子が変化した素粒子を推進力に利用するスラスター。一般的な熱相転移スラスターと比べ出力は劣るが、推進剤を必要としないためエネルギー効率に優れる。
エイハブ・ウェーブ[]
エイハブ粒子による波動。周辺の電波障害を発生させる特性を持ち、影響範囲内では専用の通信中継器が必要となる。エイハブ・ウェーブにはエイハブ・リアクターごとに固有の周波数が存在し、その周波数を解析し、データベースと照合することで機体を特定することも可能である。