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シロー・アマダ

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シロー・アマダ極東方面軍機械化混成大隊第2中隊所属、第08MS小隊全話に登場(『ラスト・リゾート』はビジュアルのみ)

機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の主人公。ガンダムシリーズにおいて、初登場時に既に軍人になっている主人公としては、(作品の制作順では)『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』のコウ・ウラキに次いで2人目であり、ガンダムシリーズでは珍しい、初登場の時点で成人の主人公である[1]。いわゆる学園青春ドラマで中村雅俊が演じたような、爽やかでありつつ熱血漢の主人公として人物造形がなされたという[2]

人物解説 編集

サイド2、8バンチコロニー「アイランド・イフィッシュ」の出身。鎖国状態となり選民思想に染まったサイド3の国民を救うためと軍人を志し、宇宙世紀0075年にサイド2の士官学校に入学したが、同0079年の1月3日、彼がクリスマスの休暇を家族と楽しんでいる最中にジオン公国地球連邦政府に対し宣戦を布告。直後にジオン公国はブリティッシュ作戦を決行し、コロニーに対する毒ガス攻撃を行う。それに巻き込まれ、大切な家族、友人を一度に失う。設定上、これを期に彼はジオンを激しく憎悪することになるのだが、劇中では第1話でウインクしながら笑顔で語るのみであり、くだんの憎悪に関して明示的に語られる場面が無い。このため、敵兵アイナに恋慕の情を寄せるに際しても、ジオンへの憎悪という障害を乗り越えるというプロセスなどは特に無く、あっさりと二人は相思相愛になっている。そうした事から、シリーズ後半の監督飯田馬之介は、彼を「想像力の欠如した男で、大嫌いだった」と述べ、しっかりと葛藤を経させたうえで、後はアイナとの恋のことしか考えていない人物に移行させたという[3]

彼の居たコロニー「アイランド・イフィッシュ」はジオン公国軍のコロニー落としに使用されたものの、彼自身はナダ・チノミ中尉らマゼラン級宇宙戦艦トーチタスのクルー達との協力で奇跡の脱出を成し遂げたという事実が、飯田馬之介作の漫画『機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム』にて描かれている。

劇中での活躍編集

OVA第1話(宇宙世紀0079年10月6日)、地球連邦軍の士官学校を卒業し少尉となって東南アジア戦線に配属されることになったシローは、輸送艇で地球に向かう途中、小規模な戦闘に巻き込まれてしまう。そこで友軍(テリー・サンダースJr.軍曹の乗った先行試作型ジム)を救助するために、輸送艇に積まれていた先行量産型ボールで出撃。その時の戦場で、運命の女性アイナ・サハリンと出逢うことになる。シローのウィンチワイヤーを駆使した捨て身の戦法により翻弄されたアイナの高機動型ザクはボール相手に思わぬ苦戦を強いられ、遂に双方相討ちに終わる。ノーマルスーツで機体から間一髪脱出した二人は付近に漂っていたマゼラン艦の残骸内部で激しい銃撃戦を繰り広げ、アイナは負傷し弾丸切れとなる。投降はしない、殺せと言うアイナを強引に手当てし、あきらめず何とか生き延びることだけを模索するシロー。ノーマルスーツの酸素が残り少ない二人は敵味方を超えて協力し合い、艦内に残っていたミサイルをマゼラン艦の残骸に撃ち込む。その派手な爆発光によって双方の味方へ位置を知らせることに成功。味方機が各々救助に駆けつける中で2人は別れ際に初めて互いの名前を名乗り合う。

同年10月8日、第08MS小隊の隊長に着任。理想主義丸出しで青臭さの抜けない言動から、サンダース軍曹以外の小隊メンバーからは「アマちゃん」と陰口を叩かれながらも陸戦型ガンダムを中心とした戦力やゲリラとの共闘でジオン公国軍の橋頭堡を崩すなどの活躍を見せ、更にはジオン軍が密かに進めていたアプサラス計画を掴み、その試作機を撃破するなどの軍功を重ねた。だが、それと同時に、アプサラス試作機のパイロットとなっていたアイナ・サハリンと戦場で再会してしまう。戦闘の末、ヒマラヤの雪山でアイナと共に遭難したが、その際にシローはアイナに愛を告白し、彼女もまたそれを受け入れた。2人は連邦・ジオンの立場を超えて助け合い、その後、それぞれの友軍に救助される。しかし、生還を果たした彼を待っていたのは、スパイ容疑による連邦の審問会議であった。その席で彼は戦争における考えの甘さを露呈する主張をし、その場の一同から嘲笑を浴びると共に謹慎処分を受けてしまう。

謹慎処分中にキキ・ロジータの村がジオンの敗残部隊に侵攻を受けたと知り、命令違反を犯して第08MS小隊に出動を指令、直ちに救援に向かう。「ジオン兵もゲリラもどちらも助けたい」という理想を胸にシローは生身で奮戦し、ザクを行動不能に追い込むも、復讐の念に燃えて群がるゲリラたちを制止できず、リンチの恐怖に怯えて対人兵器で攻撃するジオン兵を自らの手で殺す苦い結果に終わる。この前後に情報部の将校アリス・ミラーによる内務調査が入ったようだ。謹慎待機を破った罪状に加えて、ジオンを憎む彼女の報告書が決め手となり、第08MS小隊は「生還率38%のラサ基地捜索という最前線勤務に就くか、銃殺刑か」の二択を迫られることとなる。

同年12月、ラサに存在するジオン公国軍の秘密基地攻略戦の際にアプサラスIIIが出現。小隊メンバーに「軍を抜ける」と言い残し、単機でアイナの救援に向かう。戦闘中、兄ギニアスに撃たれ機体から落下するアイナを間一髪で救助するも利き腕を骨折。アイナと二人三脚でガンダム・Ez-8を操縦しアプサラスIIIへ特攻。Ez8の右腕でアプサラスIIIのコクピットを潰すも、同時に放たれたメガ粒子砲を浴びる相討ちの形でもつれ合ったまま両機とも火口に落ちて爆発炎上した。以後、公式の記録においてシロー・アマダ少尉は「消息不明」となる。

その後日談が描かれたエピローグ『ラスト・リゾート』では、左脚の膝から下を失った松葉杖姿のシローと彼の子を身篭ったアイナが、山奥の小屋で平穏に暮らしている姿が描かれている。

竹書房から刊行された20周年ムック本では、まだ話が完結していなかった事から唯一評価が定まっていない主人公だったが、先述のようにシリーズ中途で監督が交代した際、彼の人格も少なからず変更されたため、一貫した評価は今日でも難しいとされている。

ギャラリー 編集

脚注 編集

  1. 他には『機動武闘伝Gガンダム』のドモン・カッシュ。なお、この場合の「成人」は、あくまで「成年」の定義を現代日本と同じくするガンダムシリーズに限った話である。
  2. ホビージャパンムック『第08MS小隊戦記』(1994年)のインタビューで脚本・シリーズ構成桶谷顕がコメントするところによる。
  3. 『アニメ批評』1999年7月号のインタビューによる。

関連項目 編集

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