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ティターンズ

出典: GUNDAM Wiki

ティターンズ (Titans) は、アニメ機動戦士Ζガンダム』および模型企画『ガンダム・センチネル』、『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』に登場する架空の組織である。

地球連邦軍内部の特殊部隊で、ジオン軍残党の掃討を目的としている。エゥーゴとは対立関係にある。

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目次

[編集] ティターンズの歴史

[編集] 設立の経緯

宇宙世紀0083年に勃発したデラーズ・フリートの反乱(デラーズ紛争)は、地球連邦政府にジオン残党に対する脅威を認識させた。そこで、ジャミトフ・ハイマンの提唱により、地球連邦軍の中にジオン残党狩りを目的とした精鋭特殊部隊が設立された。これが「ティターンズ」である。

名称はギリシア神話に登場するティーターン神族に由来しており、「大地の子ら」という意味である。彼らのエリート意識とアースノイド至上主義とを如実に表している。

[編集] 勢力の拡大

創設者ジャミトフは地球に住む人々の一年戦争の傷と、スペースノイドへの恐れを利用。スペースノイドが第2のジオン公国を生み出す恐れがあると説き、予算を獲得していった。またジャミトフは地球の賭博組合の会長でもあり、それが彼の資金源であった。

ティターンズは連邦軍内部で勢力を徐々に拡大し、一時はその全権を掌握するまでに至った。彼らの行動には強引なものが多く、30バンチ事件など非人道的作戦もしばしば行った。このことがティターンズへの反発を強くし、反対勢力を結束させていくことになってしまう。

[編集] 衰退と敗北の道へ

宇宙世紀0087年3月2日、ティターンズが開発した新型MS(モビルスーツガンダムMk-IIをエゥーゴが奪取したことをきっかけに、約1年間に及ぶグリプス戦役が勃発する。初めは宇宙で小競り合いが行われていた程度だったが、両者の争いはエスカレートしていきティターンズは次第に過激な活動を行うようになった。

以下は劇中に登場した具体例である。

  • 地球連邦軍の本拠地ジャブローにエゥーゴの部隊を誘き寄せ、仕掛けておいた核爆弾によって殲滅を目論む。
  • エゥーゴの本拠の月面都市アンマンにコロニー落としを企てる。
  • エゥーゴの拠点の月面都市フォン・ブラウン市街への無差別攻撃を企てる。
  • エゥーゴ寄りの姿勢のサイド2にはG3ガスやコロニーレーザーによる無差別攻撃を実施する。
  • エゥーゴの指導者ブレックス・フォーラを連邦首都ダカールで半ば公然と暗殺する。

それでも情報の隠蔽などによって地球連邦での影響力を確保し続けていたが、シャア・アズナブルが地球連邦議会を占拠して行ったダカール演説によって、過去に行った殺戮行為や議会への不正献金などの実態が明るみに出たことで、政府や連邦軍への求心力を失ってしまう。

また、先述の通り表向きはジオン軍残党の掃討を目的に設立された組織であったが、エゥーゴに対抗するため、紛争中期に地球圏に帰還したジオン軍の残党組織・アクシズと共闘したこともある。最終的にアクシズとは、数度の戦闘と会談を経て決裂。最後の会談においてアクシズ摂政ハマーンは「地球連邦軍はティターンズと手を切りたがっている(=ティターンズが力を失っている)」と発言しティターンズに協力しない姿勢を示したが、それ以前の彼女の発言や、エゥーゴと共謀してジャミトフ暗殺(ただし未遂に終わった)やコロニーレーザーへの攻撃を実行していた事を考えるとどこまでが真意かは不明である。

グリプス戦役末期には内部抗争によって主要人物のほとんどが死亡した上に、エゥーゴが奪取したコロニーレーザーの攻撃を受けて宇宙艦隊の大半を失った。これによりティターンズは事実上崩壊し、グリプス戦役は終結することとなった。

[編集] グリプス戦役後

戦後、元ティターンズの兵士は地球連邦軍の暗部としてそれを隠すため、あるいは局限された一部構成員に責任を擦り付けるために裁判に掛けられ不当な処罰を受けている。さらに、戦後は連邦軍の一部であった事すら認められていないらしく、第二次ネオ・ジオン抗争期にはシャアやアムロ・レイ、ブライト・ノアから反地球連邦運動呼ばわりされていた。

なおティターンズが唱えた地球至上主義に共鳴した小惑星ペズンに駐留する教導団の一部青年将校が、「ニューディサイズ」を名乗って地球連邦政府に対して武装決起する事件(ペズンの反乱)がグリプス戦役終結直後に発生している。

残存したティターンズの戦力の一部には本来討つべき対象としていたネオ・ジオンに迎合したものもおり、旧ティターンズ所属MSがネオ・ジオンで運用されている姿がネオ・ジオン占領下のダカールで確認されている。

[編集] 構成人員

最高司令官はジャミトフ。軍事的な指揮は総司令官のバスク・オムが執る。主なメンバーについては機動戦士Ζガンダムの登場人物(ティターンズ)ティターンズ・テスト・チーム(T3部隊)をそれぞれ参照。

代表的な部隊には、このT3部隊やパプテマス・シロッコ部隊(ジュピトリス)がある。組織の理念上構成員のほとんどは地球出身者(アースノイド)であるが、ごく稀にスペースコロニー出身の者が加わり、末期には木星船団のシロッコまでも見境なく傘下に加えた。中には一年戦争・デラーズ紛争を戦い抜いたベテランやガンダムのパイロットを経験した者もごく僅かながら含まれているので、世間からは「エリート部隊」として認識されている。

しかし、それ以外の構成員の殆どは無駄にエリート意識が強く横柄な人間が目立ち、第2話ではバスクに抗議した連邦軍人のブライトに対してカクリコンは彼より階級が下であるにも関わらず「ティターンズでは一般の軍律は通用しない」として殴りつけ、他のメンバーも加わり袋叩きにしているのをバスクは平然と黙認している。更には実戦や現場の状況を理解できない温室育ちのエリートもおり、同じく第2話でブライトがジェリド・メサに対しそれを指摘している。MS事故や一般兵・民間人への暴行をたびたび起こしていることや、スペースノイドに対する強い差別意識から弾圧を加えたこともあって彼らからの印象はよくない。また、「ティターンズは一般軍人より1階級上として遇される」という高慢なローカルランクを作っており、ジャマイカン・ダニンガンが第6話で連邦軍人のライラに対し、それを語る場面がある。こういった事から、叩き上げや、先述のライラのような実戦経験豊富の連邦軍人からは嫌われていた。これについては、小説版1巻冒頭でも「ジャブローの連邦軍人にとって、慇懃無礼で鼻持ちならない連中の代名詞になっていた」との記述がある。

なお、T3部隊を筆頭とするコンペイトウ駐留の部隊は穏健派で、上記のような横暴さはなかったと言われている。

「地球を汚染するアースノイド」の急先鋒のようなイメージが持たれているが、ジャミトフの真意は戦乱を利用して増えすぎた人口を減らすことで地球の環境汚染を食い止め、人類を管理するというものであったらしく、劇中ではシロッコがジェリドとマウアー・ファラオに対してそれを語っている。ギレン・ザビにも似た考え方であるが、実際彼はギレンに強い影響を受けていたようである。

軍服は黒と赤を基調としたデザインのものを着用している者が多い[1]が、ヤザン・ゲーブルやシロッコのように独自のものを着用する者もいる。ノーマルスーツはエゥーゴと同様のデザインだが、“黒地に赤ライン”の物が支給され、ガンダムMk-IIなどのガンダム系MS及びジム・クゥエル他のティターンズが独自調達した機体は、俗に「ティターンズ・カラー」と呼ばれるコバルト・ブルーで塗装されていた。

ジオン軍の残党狩りという目的を掲げているため、設立当初は連邦内でティターンズの活動を支持する者が多かった。これには一年戦争後も連邦軍内部で根強く残っていたスペースノイドに対する差別意識も関係している。ティターンズの組織として行った行為は残虐であるが、一般人どころか構成員ですら、情報操作により30バンチ事件などを知らなかった。そのためエゥーゴに転向したエマ・シーンはこの事実を知り、衝撃を受けている。

ジャミトフも30バンチ事件や月へのコロニー落とし、グリプス2をコロニーレーザーへ改造するなど世間からの反感を増幅しかねない急進派の行為には、難色を示していたようである。実際、これらの行為はバスクやジャマイカンを始めとする急進派が殆ど独断で行ったものである。

[編集] 主要戦略拠点

グリプス
サイド7宙域のグリーン・ノアは、かつてV作戦におけるガンダム等のモビルスーツを極秘裏に開発していたコロニーでホワイトベース隊のメンバーの居留した場でもあった。
シャア・アズナブル少佐(当時)麾下の偵察部隊とV作戦用の一連の兵器を受領に来たホワイトベース入港が重なり、交戦状態に陥ったため1バンチコロニーは中破したが、戦後に修復されてグリーン・ノア1(グリーン・オアシス)の名称で通常の居住区画として、主に軍関係者や軍人が居住した。そして復興時にサイド3より密閉型コロニー2基を移動させ、そのコロニーを繋ぎ合わせるという荒技を用いて2バンチコロニー=グリーン・ノア2を造り上げた。なお、2基のコロニーをつなぎ合わせるこの手法は、後にスウィートウォーター建造にも応用された。こちらには主に造兵工廠および軍事拠点が存在する。バスクは、グリーン・ノア2をグリプスという愛称で呼ぶことを好み、それが普及したと考えられる。なお戦後の復興事業は一年戦争当時ですら1バンチが建造途中だった事もあってか大きく遅れていた様で、エゥーゴの潜入作戦が行われた当時でも2バンチまでしか建造されていなかった。
グリプス戦役中盤、ティターンズはグリーン・ノア2を分離し、コロニーレーザー(グリプス2)として改装され、終盤はこれを巡りエウーゴ、ティターンズ、アクシズによる争奪戦が展開された。
コンペイトウ
サイド1宙域に浮かぶ宇宙要塞。かつてのジオン軍のソロモンである。宇宙世紀0083年の観艦式襲撃事件の後も重要拠点として運用されているが、『Ζガンダム』劇中には登場しない。後発作品の『AOZ』において、これまた本編中では登場しなかったティターンズ穏健派の拠点とされた。
キリマンジャロ
ジャブローに替わる地球上の戦略拠点。山全体が要塞化されていた。ダカール演説後、エゥーゴ・カラバ連合軍による攻撃で陥落する。総帥のジャミトフは陥落直前に逃亡。ここを失ったことでティターンズは地球上の拠点を失い、戦いの場は宇宙へと移っていった。
ゼダンの門
かつてのジオンの宇宙要塞ア・バオア・クーを改装して再就役させていた。アクシズの衝突により崩壊し、第45話ラストで二つに割れたゼダンの門が地球を挟むようなカットが印象的に映る。ここを破壊されたことでティターンズは宇宙の拠点をも失い、グリプス戦役は終局へと向かう。

[編集] 代表的な所属モビルスーツ

ティターンズ工廠以外で開発した主な開発MS 

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ティターンズ工廠で開発した主な開発MS

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ティターンズ工廠の主な開発技術

[編集] ティターンズに類似した組織

アナザーガンダムにもティターンズに類似した性格を持った組織が登場する場合がある。以下はその例である。

[編集] 脚注

  1. 番組当初は色違いだけで基本的に連邦軍制服のデザインを逸脱していなかったが、敵味方の差別化のため、途中から微妙にアレンジしたものに変更されている。初期には上からコートを着用する者が多かったが、変更時からは見られなくなった。なお、ティターンズに名目上属したベン・ウッダーらの部下には、ティターンズ仕様の制服を連邦のライトグレーに彩ったスタイルの者も見られた。

[編集] 関連項目