デラーズ紛争
出典: GUNDAM Wiki
デラーズ紛争は、OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の作品中に登場する架空の戦争。ジオン軍の残党であるデラーズ・フリートと地球連邦軍の紛争。
[編集] 概要
宇宙世紀0083年10月13日午後3時に作戦が開始され、デラーズ・フリートのアナベル・ガトーが、同日午後9時に地球連邦軍のトリントン基地にてガンダム試作2号機(サイサリス)を強奪したことを皮切りに勃発、11月13日午前1時19分戦闘終結までの一連の騒乱をいう。
全てのはじまりは一年戦争後の宇宙世紀0081年10月20日に極秘に開発がスタートした「ガンダム開発計画」である。この計画がいかなる経路によりジオン公国軍残党であるデラーズ・フリート側に漏洩したかは不明であるが、当時の南極条約に明白に違反するモビルスーツ (MS) の核武装という脅威も引き金の1つと考えられる。なお、ガンダム開発計画の実質的な主任だったニナ・パープルトンと、デラーズ・フリートのアナベル・ガトーが交際事実はあるものの、ガトー自身が本計画をデラーズから聞かされたのはガトーがデラーズフリートに復帰した後である(CDシネマ『ルンガ沖砲撃戦』より)。
デラーズ・フリート側が立案した「星の屑作戦」は強襲揚陸艦アルビオンがトリントン基地に到着後、発動された。核弾頭試射を含むトリプルAクラスの機密扱いのテスト計画は、デラーズ・フリート側に情報は筒抜けとなっていた。
2号機とともにガンダム試作1号機(ゼフィランサス)を輸送してきていたアルビオンが追撃任務を拝命。当時主流派であった軍保守派はジャブローへの核攻撃警戒に重きを置き、また本事件が改革派であったジョン・コーウェン中将を咎める格好の政治材料となったことで、アルビオンはデラーズ・フリートの宣言した「星の屑作戦」阻止のための作戦行動をほぼ単艦で行う。指揮は艦長のエイパー・シナプス大佐が執ることとなり、トリントンから補充されたテストパイロットたちを加えて終わりなき追撃を展開した。
しかし単艦での追撃には無理があり、11月10日午後2時31分に宇宙要塞コンペイトウで行われていた観艦式への核攻撃を許し、さらに11月13日午前0時34分38秒地球へのコロニー落としまでも阻止できなかった。最終局面においてはデラーズ・フリート、連邦軍ともに内部分裂を極め、裏で手を組んだジャミトフ派(連邦軍)とシーマ艦隊(デラーズ・フリート)の共同作戦が展開。これが事前に秘匿されていた為、連邦軍は地球軌道艦隊の内第1艦隊しか、要のソーラ・システム防衛に配置されず、先にも述べたコロニー落着阻止の目的の達成を困難にしていた。加えてソーラ・システム第二射は両軍入り乱れる中で放たれ、戦場は混迷を非常識で破壊し尽くす形で漸く終息を迎えた。
この紛争を契機に、連邦内ではジャミトフ・ハイマン准将が中心となってティターンズが結成され、後のグリプス戦役へと繋がっていく。
なおシーマ艦隊を除くデラーズ・フリート残党はハマーン・カーン指揮下のアクシズへ合流。アルビオン隊の生き残りは、11月23日に指揮官シナプス大佐はラビアンローズでの抗命・ガンダム試作3号機(デンドロビウム)強奪・独断行動について、コウ・ウラキ少尉は3号機の無断出撃について、全責任を押しつけられる形で軍法会議において処罰(シナプス大佐が極刑、ウラキ少尉は懲役1年)され、他のメンバーは殆どがティターンズに参加している。
事件の発端を辿ると南極条約で禁止されている核兵器を搭載していた試作2号機を地球連邦軍が開発していた事が原因であるという結論に行き着くため、公表を恐れた地球連邦軍は翌0084年3月10日に試作1号機から3号機までの存在自体を歴史の表舞台から完全に抹消、「無かったもの」とした。さらにコロニー落としの件はコロニー輸送中の「事故」として処理することにより事実の隠蔽を図った。これによりウラキ少尉の罪状も抹消されることとなったのである。
事件は巧妙に隠蔽されたが連邦軍も完全に情報を抹消できず、この一連の騒動で得られたMSのノウハウは後のZ系列のMSに生かされることになる。
[編集] 関連項目
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