ガンダペディア
登録
Advertisement

この記事はWikipedia:ネオ・ジオンから転載、一部修正し作成されたものです。転載時期は2011年以前であり、加筆も不十分であるため、不正確な情報や虚偽が含まれているおそれがあります。転載記事についての方針を参照。なお2014年以降は転載による記事の作成を禁止しています。

ネオ・ジオン (Neo Zeon) は、アニメ作品群「ガンダムシリーズ」のうち、宇宙世紀を舞台にした作品に登場する組織。 同シリーズ中には同じネオ・ジオンの名を持つ組織が3度登場するが、リーダーとその存在理念は大きく異なるため別組織といって差し支えない。

アクシズ(ネオ・ジオン)[]

第一次ネオ・ジオン抗争(TVアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』の時代)の交戦団体であるネオ・ジオンとは、ハマーン・カーンを領袖とするジオン公国残党組織アクシズグリプス戦役終了に伴い、改称した新組織名である[1]

その目的はザビ家が支配していたかつてのジオン公国の復活であり、ドズル・ザビの長女ミネバ・ラオ・ザビを擁するが、実質的な指導者は摂政のハマーン・カーンである。一般的な兵卒の制服やノーマルスーツには旧公国軍のものがそのまま使われているものの、組織のイメージは大きく様変わりしている。旧公国軍がナチスドイツ風だったのに対し、ネオ・ジオン軍はフランス風になっており、バラが名誉のシンボルになっていたり、近代軍の階級制度がなく指揮官が「騎士」という称号で呼ばれていたりする。

ダカールの連邦議会を制圧しダブリンへのコロニー落としを敢行するなど、地球連邦軍へ戦力を誇示。旧ジオン公国の領土サイド3を譲歩させるも、直後に内部でグレミー・トト率いる内乱がおこり衰退。最終的にエゥーゴに打倒される。

機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜』や『SDガンダムX』など、次節の新生ネオ・ジオンと本勢力が両方登場するゲーム作品では、グリプス戦役後のキャラクターやMSが登場する場合でも、混同を防ぐためアクシズの呼称を用いている。

アクシズ(ネオ・ジオン)の機動兵器[]

ここでは、アクシズネオ・ジオンに改称した後の機体について扱う。改称前の機体については、「アクシズ#アクシズの機動兵器」を参照。

モビルスーツ
試作モビルスーツ
モビルアーマー
  • AMA-01X ジャムル・フィン
  • AMA-100 ゾディ・アック

代表的な人物[]

新生ネオ・ジオン[]

第二次ネオ・ジオン抗争時のネオ・ジオンは名前こそ同じだが、ザビ家によって暗殺されたとされるジオン・ズム・ダイクンの息子であるシャア・アズナブル(キャスバル・レム・ダイクン)が総帥となっているため、設立理念は全く異なる。ジオン公国のザビ家独裁を否定し、それ以前のジオン・ズム・ダイクンの理想である宇宙移民者スペースノイドの自治権確立実現を目標としている。それゆえに、一年戦争時代のジオン公国に対しては否定的だったサイド3以外のスペースノイドも協力者として取り込むことに成功している。また、起軍の際、シャアはエグムなどの反連邦セクトや旧ハマーン派残存軍のうち最大勢力であるダンジダン派を取り込む事に成功。さらに地上から辛くも撤退した部隊も少数ながら戦力に加わっている。本拠地は難民用に建造されたスペースコロニー、スウィート・ウォーター。国章はジオン公国のものと異なり、これはザビ家のジオン軍との差別化を図るものとの説もある[2]。略式でない国章はスペースコロニーの上に翼を広げる鷲である。

ハマーン時代と異なりモビルスーツ等の工廠のあった小惑星アクシズが失われているため、モビルスーツの生産は地球連邦軍の兵器の生産も行っているアナハイム・エレクトロニクスに発注を行っている。

地球に隕石を落として人の住めない星とし(核の冬)、強制的に人類を宇宙に移住させる「地球寒冷化作戦」を敢行するも、その途上で総帥を含む戦力の大半を喪失して作戦も失敗に終わる。

尚、ジオン公国の復興が目的ではない為、ジオン共和国とは直接的なつながりはなく、並行して存在している形である。

新生ネオ・ジオンの機動兵器[]

代表的な人物[]

袖付き[]

小説およびOVA『機動戦士ガンダムUC』に登場。シャアの反乱(第二次ネオ・ジオン抗争)から数年後に活性化し始めた、ネオ・ジオン残党軍の通称である。使用するMSに袖のような装飾が見られるため、連邦軍からは「袖付き」と呼ばれる。3年前、総帥シャア・アズナブルの行方不明をきっかけに散り散りとなってしまった軍を、「シャアの再来」と呼ばれる仮面の人物フル・フロンタルが纏め上げた。開放されれば連邦政府を転覆させるといわれている最高機密「ラプラスの箱」を手に入れるべく暗躍する。

残党勢力としてはかなり大規模なもので、地球上に潜伏するジオン・シンパを含めると新生ネオ・ジオンにも劣らない組織力を持つ。とはいえ台所事情は以前とは違って厳しいようで、使用するMSのOSやフレームは宇宙世紀0090年代前半の流用などがほとんど[3]。また3年前にアナハイムに発注して以来、追加生産の予定がないパーツや、ワンオフとなっている機体も多い。その為、連邦からは合法的な正規の軍組織とは認められておらず、単なる「テロリスト集団」と看做され、袖付き内部もある程度はその現状を認めている。

フロンタルのカリスマ性に心酔する若い士官が数多く軍に志願しており、その組織を構成する兵士の平均年齢は若干低いと思われる。直接的にはシャアの結成した前述の新生ネオ・ジオンが母体になっており、そこに旧ネオ・ジオン(アクシズ)の残党がザビ家唯一の末裔ミネバ・ラオ・ザビを女王として頂く事を条件に合流し、さらに地球残存の旧ジオン公国軍残党を取り込む形で成立した。その為アクシズ時代から継続して参加している古参の兵士や、ネオ・ジオン以降には参加した事のない、地球での潜伏を長い間強いられてきた公国軍時代の最古参も多い。本来は相容れないグループ同士が"ジオンという名"、"反連邦"のみを共通点に集結した合同組織であるが故に、組織内部で各陣営が意見対立する事もままある。

新生ネオ・ジオン出身者とそれ以降に参加した若者にフロンタルを支持する者が多く、アクシズ以前出身者には裏でフロンタルに疑問の視線を投げかけるものも多くいる。結成の経緯上、一応はミネバを女王としているが、実質フル・フロンタルの支配下にある袖付きの中においてミネバの影響力は薄らいでいる。

ジオン共和国政府とは合法的な正規の関係はないが、一部の共和国政府関係者、また共和国の右翼系政治団体と裏でつながっている。

袖付きの機動兵器[]

代表的な人物[]

類似の組織[]

マフティー・ナビーユ・エリン

詳細はマフティー・ナビーユ・エリンを参照

オールズモビル(火星独立ジオン軍)

詳細は火星独立ジオン軍を参照

ズィー・ジオン・オーガニゼーション
宇宙世紀200年台を書いた小説『ガイア・ギア』に登場。「ズィー・ジオン・オーガニゼーション」はコードネームにジオンの名前こそ入っているもののネオ・ジオンなどと関係を持たせようと思ってはいない。ズゥイ・ジオンを志した組織である。

脚注[]

  1. ENTERTAINMENT BIBLE.25『機動戦士ガンダムMS大図鑑4【PART.4 MS開発戦争編】』(バンダイ・1991)参照。
  2. 実情はアニメーターより国章が描き辛いとの声があったため。
  3. その他、各種の機材も流用品が散見される。例えばMSの操縦桿も、宇宙世紀0088のペズンの反乱時にニューディサイズ討伐隊側に配備された(後にニューディサイズ側へ流れたものも含む)ガンダムタイプMSや、第二次ネオ・ジオン抗争時に連邦とネオ・ジオンのMS両方で採用されただけに留まったアームレイカーが未だ導入されている。
このページには、クリエイティブ・コモンズでライセンスされたウィキペディアの記事が使用され、それをもとに編集がなされています。使用された記事はネオ・ジオンにあり、その著作権者のリストはページの履歴に記録されています。
Advertisement