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この記事はWikipedia:陸戦型ザクII2009年10月24日 (土) 00:24の版を元に、加筆し作成されたものです。転載記事についての方針を参照。

陸戦高機動型ザク

メカニックデザイン企画『MSV-R』に登場した兵器。ジオン公国軍の陸戦用量産型MS(モビルスーツ)。

機体解説1[]

陸戦型ザクII(J型)の性能向上型。当時開発されていたグフのポテンシャルを移入した結果、碗部形状や肩部装甲のスパイク形状がグフに酷似している。脚部にバーニアが増設され、機動性においてベース機を上回っているが、ホバー走行は出来ない。総生産数は五十機前後と言われ、グフの生産が開始されると同時に生産中止となった。生産数が少なかったため現存する交戦記録などが少なく、詳細スペックの多くが不明となっているが、0079年11月に北米戦線での戦闘参加が確認されている。

機体解説2[]

地球上での機動力の向上を目的に開発された機体で、MS-06Jをベースに脚部の動力パイプを内蔵し補助推進用のバーニア・スラスターを増設し機動力を向上、装甲の強化を行ったMS-06系ザクⅡの地上用最良のMS。

開発概要[]

地球侵攻にあたり、ジオン公国軍はMS-05やMS-06の地上用タイプを生産し使用したが、重力による移動の制限は予想を越えて戦域の拡大にMS自体が対応出来なくなりつつある事を認識した公国軍上層部は輸送手段の整備と共にMSの高機動化を計画した。この要求に対して開発陣は運用データの豊富さからMS-06 ザクⅡをベースに高機動化を図る案を提案し改修を行った。機動力向上の為にバーニア・スラスターを増設しパイロット保護の為、現地改修で増設されていた胸部装甲を標準装備、空気力学的にシールドを含む装甲形状の変更などの改修を行い製造された機体は従来のMS-06を上回る重装甲ながら、バーニア・スラスターの増設の恩恵から非常に高い機動力を発揮し1年戦争中期の地上用MS最高の性能を示した。

生産・運用[]

上層部により生産が決定し、改修部材が北米キャルフォルニアベースの工廠で生産され修理の為に回収されたMS-06を改修する形で順次戦線に投入された。(急速な戦線拡大によりMS不足のジオン公国地球侵攻軍は可動状態のMSの改修の余裕が無かった為この様な方法しか選択肢が無かった。)前線に投入された機体は数十機と言われているが、正確な数は判っていない。

補足[]

MS-06Gは各所に後のMS-07と共通する部分があるが、これは本機をベースにMS-07が設計されたとも、すでに設計・開発が行われていたMS-07の部品が流用されたとも言われているが詳細な資料は見つかっていない。しかし本機がMS-07に繋がる事は確かでありMS-07登場後も前線から回収・修理の際に改修が続けられていた。本機は開発・配備が1年戦争中期にも関らず、現存機が極端に少なく、キャルフォルニア・ベース奪還後に改修中の機体と1機分の改修部品が接収されただけで長らく組み立てられずに保管されていたが、0089年にF.S.Sの要請により組立てられて、調査・試験が行われた。

MS-06G自体はムック本『MSVハンドブック』から設定上存在し、『MSVザク編』にてJ型をベースに機動性を向上させた機体と定義されたが画稿や詳細設定は起されていなかった。後年SDガンダムにてSD体型だが画稿と詳細な設定が起され、MS-06G 陸戦用ザク改修型という名称でガチャポン戦士にて商品化されている。陸戦高機動型ザクは、陸戦用ザク改修型のデザインを踏襲したものだが、脚部デザインは大きく異なり、高機動型ザクIIに近いデザインであった。

ギャラリー[]

関連項目[]

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