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この記事はWikipedia:ムサイから転載、一部修正し作成されたものです。転載時期は2011年以前であり、加筆も不十分であるため、不正確な情報や虚偽が含まれているおそれがあります。転載記事についての方針を参照。なお2014年以降は転載による記事の作成を禁止しています。

ムサイは、アニメ機動戦士ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。ジオン公国が開発・運用する一連の宇宙軽巡洋艦である。

概要[]

ムサイ級はモビルスーツ (MS) の運用を前提に開発されたもので、『機動戦士ガンダム』シリーズの劇中に多数の同型艦が登場した。3砲塔型と2砲塔型がある。艦の形状は主艦体後上方に支柱が伸び、その最上部に艦橋を備え、そこから左右下に伸びた板状の支柱の先にそれぞれ一基ずつの熱核融合ロケットエンジンを備える。艦橋の直下にはMSデッキが備えられ。艦後方に向けてモビルスーツを射出できる。またその側面には左右3ヶ所ずつの補給口があり、パプア級補給艦からの物資の直接搬入が可能である。

平均的なタイプはMSをデッキに4機、艦首にドッキングしているコムサイには2機の収納が可能。ただしコムサイは切り離さないとハッチの開閉ができないため、通常こちら側には搭載されない。MSは戦闘空域近くまでムサイに運搬されることで推進剤を節約でき、また帰還後に(宇宙空間では放熱が不可能なため)熱の蓄積した機体を冷却することができる。また、コムサイは大気圏突入用シャトルでもあり、ムサイ本体から切り離してMSや人員を輸送する事もできる。

主砲として連装メガ粒子ビーム砲塔三基や各種ミサイルランチャーを主艦体と艦橋の間に配置、単装の砲塔を前後に振り分けている連邦軍のサラミス級とは対照的な配置である。これは前方に全火力を集中できる反面、死角の多い設計で、特にTVシリーズに登場するムサイ級は小口径の対空機銃を持たない。後のOVAシリーズには、この点を改良したタイプが登場する。

ムック『機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑』の記事では、ルウム戦役に投入された本級は、MSが投入されるまでの間に連邦軍との艦隊決戦を行い、同航戦での砲撃の応酬の結果、参加した78隻の全てが失われたとされる。もっともこういったことが書かれている資料は他には無く、また映像作品としてルウム戦役を描いた『機動戦士ガンダム MS IGLOO』第1話や、ゲーム『ギレンの野望』シリ-ズのムービーでの描写では、そこまでの大損害は出ておらず、「後付設定は映像化された段階で公式化」というサンライズのルールに従うと、こちらが正史ということになる。

最初のTVシリーズ以外の作品に登場するムサイ級には、形状の異なるタイプがいくつか登場している。続編である『機動戦士Ζガンダム』にはジオン共和国軍の艦であるムサイ改級が、OVA機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』には最終型、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』には後期型(この分類はゲーム『ギレンの野望』シリーズより)が登場する。ただしOVAに登場する二種類は本来、古いTVシリーズのデザインをリメイクしたものだが、後に模型やゲームにおいて「後期型」「最終型」という扱いになったものであり、アニメのスタッフによる公式設定ではない。また「0083」の劇中で、MSは格納庫天井部分のカタパルトレールに載せられ、電磁リニア式に射出される描写がある。

ムック「ガンダムセンチュリー」では、エンジンブロックの間に巨大な降下カプセルであるHRSL(後に劇中にも登場するHLVに相当)を搭載することを前提に設計されこの独特な形状になったという、非公式設定が作られている。

漫画版「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」では輸送船を改装した巡洋艦と設定され、MSの積載能力も問題ないとされている。ベースとなった輸送船型や客船型は、ムサイとは上下逆のレイアウトになっている。なお現実世界の改装艦船によくあるような、将来の改装を前提とした、容易に巡洋艦化できる設計になっていたかどうかは不明である。また当初より艦後方への対空火器を備え、シャアのファルメルは1個小隊(2個分隊6機)とシャア専用機、計7機のザクを搭載していた。

ムサイの設計思想は後に連邦軍の艦にも受け継がれ、ティターンズアレキサンドリア級巡洋艦のレイアウトにもその面影を見る事ができる。

同型艦[]

艦名:ファルメル 艦長・指揮官:ドズル・ザビ中将→シャア・アズナブル少佐(指揮官) ドレン中尉(艦長)  MS・パイロット:ザクIIS型(シャア・アズナブル少佐)、ザクIIF型(デニム曹長、ジーン軍曹、スレンダー軍曹、クラウン、マチュウ、フィックス、ジェイスキュー、コム) 戦歴:本来はドズル・ザビ中将の乗艦として建造されたものの、グワジン級大型戦艦の就役にともなってその任を解かれたといわれる。ブリッジの形状が他のムサイ級とは異なっている。のちにシャア少佐に譲渡(貸与との説もある)され、ソロモンへの帰投中にホワイトベースに遭遇。サイド7遭遇戦からホワイトベースを追跡し、コムサイはホワイトベースを追って地球へ降下。

艦名:キャメル 艦長・指揮官:ドレン大尉 MS・パイロット:リック・ドム(フランシー) 戦歴:キャメル艦隊旗艦。ジャブローから宇宙に上がってきたホワイトベースと交戦。ガンダム2号機の攻撃を受け撃沈している。

艦名:スワメル 艦長・指揮官:不明 MS・パイロット:リック・ドム 戦歴:キャメル艦隊所属。主砲のメガ粒子砲が3門から2門になっているのが特徴。ジャブローから宇宙に上がってきたホワイトベースと交戦。ガンダム2号機の攻撃を受け撃沈している。

艦名:トクメル 艦長・指揮官:不明 MS・パイロット:リック・ドム 戦歴:キャメル艦隊所属。主砲のメガ粒子砲が3門から2門になっているのが特徴。ジャブローから宇宙に上がってきたホワイトベースと交戦。ホワイトベースの攻撃を受け撃沈している。

艦名:クワメル 艦長・指揮官:不明 MS・パイロット:リック・ドム 戦歴:コンスコン機動部隊所属。サイド6付近の戦闘で、ホワイトベースによって撃沈される。

艦名:バロメル 艦長・指揮官:不明 MS・パイロット:リック・ドム? 戦歴:マ・クベ艦隊所属。ソロモン救援にグラナダを出航し、ドズル・ザビ中将夫人ゼナと娘ミネバを救出して帰還したとされる。別の説では、ゼナ、ミネバ救出後に、テキサス・コロニー周辺の暗礁宙域航行中、ホワイトベースと遭遇、交戦して撃破されたとの説もある。

艦名:プリムス 艦長・指揮官:不明 MS・パイロット:ザクIIR-2型(ジョニー・ライデン少佐)、リック・ドム、ザクIIF型 戦歴:プリムス艦隊旗艦。連邦軍の補給戦を分断することを主目的としていた。

艦名:レムル 艦長・指揮官:不明 MS・パイロット:ザクIIF型(シン・マツナガ中尉) 戦歴:防空本隊第一方面軍別働隊に所属。

艦名:ブレイブ 艦長・指揮官:トッシュ・クレイ元大尉 MS・パイロット:ゼク・アイン、ゼク・ツヴァイ 戦歴:NDがネオ・ジオンから譲渡された艦。武装は施されていない。艦名は戦死したブレイブ・コッドから。MAゾディ・アックを牽引している。

艦名:ヘル・ホーク 艦長・指揮官:アド・ガーンズバック MS・パイロット:カタール(エファ・ガラドリアル准尉) 戦歴:「アウターガンダム」に登場。ジオン潜宙艦隊所属。グラハム・チェンバレン指揮するサラミス級と死闘を繰り広げる。核ミサイルを搭載していた。

艦名:ヴァメル 艦長・指揮官:ヘルベルト・カラン中佐 MS:ザクC型(核装備)、ザクF型、リック・ドム、ゲルググ パイロット:アントニオ・ザーク大尉(MS隊隊長)、テツ・ミウラ、グスターヴ・フォルスト、エリザベス・ウィルトップ 戦歴:PCゲーム「A Year of War」に登場。戦略宇宙軍所属。

艦名:ニーベルング 艦長・指揮官:不明 MS・パイロット:ザクII×2 リックドム 戦歴:RPG MAGAZINE別冊「1年戦争史」に登場。ジオン軍の独立部隊の1番艦。サイド6宙域で連邦軍のジム部隊と交戦している。

艦名:ケーニヒ 艦長・指揮官:不明 MS・パイロット:リックドム×2 戦歴:RPG MAGAZINE別冊「1年戦争史」に登場。ジオン軍の独立部隊の2番艦。サイド6宙域で連邦軍のジム部隊と交戦し被弾している。

艦名:ローレライ 艦長・指揮官:不明 MS・パイロット:不明 戦歴:RPG MAGAZINE1998年1月号「ガンダム0085 プレリュードZ」に登場。デラーズ・フリート所属。デラーズ紛争終盤に、生き残ったMSを回収しつつアクシズ先遣隊に合流。

艦名:メドガー・エバース 艦長・指揮官:エルレスコ・バイエ MS・パイロット:ズサカスタム(アルベニシカ・キースト)、ガザC改 戦歴:宇宙世紀0090年のテロリスト・グループ、カラードのカスタムメイドムサイ。武装やMSの収納方法が従来のムサイ級と大きく異なっている。

ギャラリー[]

関連項目[]

テンプレート:MSGWepon

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