機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY
出典: GUNDAM Wiki
『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』(きどうせんしガンダムがいでん ザ ブルー ディスティニー、MOBILE SUIT GUNDAM SIDE STORY THE BLUE DESTINY)は、アニメ作品群「ガンダムシリーズ」の一つで、ゲーム「機動戦士ガンダム外伝」シリーズの第一作。1996年から1997年にかけてセガサターン用に三部作として販売された3Dシューティングゲームである。
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[編集] 概要
一年戦争末期、歴史の裏で繰り広げられたEXAMシステムと呼ばれる謎のシステムを搭載した蒼いモビルスーツを巡る戦いを描いている。
原作であるアニメ『機動戦士ガンダム』と世界を共有しつつも、ゲームオリジナルのキャラクターやモビルスーツをメインとするアクションゲーム「機動戦士ガンダム外伝」の第1作。本作が好評だったことから、外伝はハードを変えつつシリーズ化されることになる。
本作オリジナルのモビルスーツであるブルーディスティニーやイフリート改はガンダムファンからの認知度も高く、後に出たガンダムシリーズのゲームでも登場することになった。
[編集] シリーズ一覧
いずれも、通常のセガサターン用ソフトのプラスチックケースではなく、CDケースと同じサイズのハードカバーブックレット形式になっており、取扱説明書や解説書を兼ねたブックレットの巻末にゲームディスクを収納できるようになっている。
- 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY:1997年8月29日 - 三部作をセットにして、イラストや攻略ムービー等を収録したスペシャルディスクを同梱。
[編集] ストーリー
- 戦慄のブルー(せんりつのブルー)
- 地球連邦軍にとっての新兵器であるモビルスーツの運用を試験するための小隊(地球連邦軍第11独立機械化混成部隊、通称モルモット隊)に配属になったユウ・カジマは、ある作戦で蒼い塗装をされたモビルスーツの襲撃を受ける。その機体は、味方であるはずのジムタイプであった。
- 異常なまでの機動力と攻撃力を持つその機体を、何とか撃退することに成功したユウたちモルモット隊であったが、これは、彼らと蒼いモビルスーツとの因縁の始まりに過ぎなかったのである。
- 蒼を受けつぐ者(あおをうけつぐもの)
- 技術士官アルフ・カムラと共にモルモット隊に配備された新型モビルスーツ、それは以前ユウたちが遭遇した蒼いジム「ブルーディスティニー」だった。
- ブルーに搭載された高性能OS「EXAMシステム」に疑問と不安を感じつつもユウはブルーを乗りこなし、困難な任務を次々にこなしていく。そして、ジオンの蒼いモビルスーツ「イフリート改」との宿命の対決が訪れる。ブルーと同じEXAMを持つ相手との戦いに苦戦しつつも、なんとかイフリート改を撃破するユウだが、EXAMが搭載されたブルーの頭部を破壊されてしまう。イフリート改の操縦者であるニムバス・シュターゼンは「マシンの性能で勝った事を忘れるな」と言い残し、脱出するのであった。
- 裁かれし者(さばかれしもの)
- 地球連邦軍のEXAM研究所を襲撃したニムバスは、EXAMの開発者であるクルスト・モーゼス博士を殺害し、ブルーディスティニーの2号機を奪取する。それを奪還する任務を与えられたモルモット隊に、残された最後のEXAM搭載機であるブルーディスティニー3号機が配備される。
- 物語の舞台は地球から宇宙へと移り、EXAMを巡る戦いは最終局面を迎えることとなる。
[編集] ゲームシステム
コクピット視点による3Dシューティングゲームで、自分の操縦する機体を見ることはできない。
ミッション(ステージ)数は各巻につき5ずつ。ミッションをクリアするとそのステージで獲得した得点と装甲の被弾率、オプションで設定された難易度によってA~Eの5段階でランクがつけられ、その巻のミッション全てをAでクリアすると、主人公であるユウ・カジマの階級が一段階昇進する(少尉から始まり最高で少佐まで)。昇進したデータは次の巻に引き継ぐことができ、最終的なエンディングで語られるユウの戦後の消息が変化する。
2巻以降は、セガサターンツインスティックでの操作にも対応している。
[編集] モルモット隊
正式名称は「第11独立機械化混成部隊」。本作の主人公であるユウ・カジマらが所属する地球連邦軍のMS部隊の通称である。特定の方面軍ではなくジャブロー直属の独立部隊であるため、作戦ごとに戦場を渡り歩いている。これは部隊の目的がMSの運用データの収集(モルモット隊という通称はこれに由来する)にあり、激戦区を転戦することによりその任務を達成するためである。ただし、現地の部隊からは上層部からのお墨付きを得て戦果を独占しているとして、やっかみや嫉妬の目で見られることが多く、他の部隊との関係は良好とはいえない。
MSパイロットをはじめとする人員は各方面から選抜された者によって構成されている。ただし消耗率も極めて高く、優先的に補給を受けられるとはいえ、それらはほぼ帳消しとなっている。また、人的消耗も著しく、部隊創設当初は10名のパイロットがいたにもかかわらず、作中ではユウ、フィリップ、サマナの3名のみが生き残るに留まっている(小説版ではパクが新たに配属された)。
戦力としてはMS5機とホバートラック2両、支援ヘリ2機を有する。通常はMS3機とホバートラック1両もしくは支援ヘリ1機の編成で運用される。残りのMS2機は本隊警護及び予備機とする。これらの機体と人員の輸送は7機のミデアによって行われる。ちなみにこのミデアは、小説版の記述によればTV版の機体とは異なり、ミサイルを装備するなどして火力を強化している。形状も『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場したC-88と呼ばれるタイプ。
作中、MSの運用データ収集はジャブローにアムロ・レイの操縦するガンダムのデータが届けられたことによって終了し、以後はブルーの実験部隊としてだけでなく、独立遊撃部隊として各方面を転戦する。ブルー2号機が奪取された後には宇宙へと上がり、実質的な討伐部隊となる。星一号作戦にも参加し、一年戦争終戦後に解散した。
[編集] 登場人物
[編集] 地球連邦軍
[編集] ジオン公国軍
[編集] その他
[編集] 登場兵器
- 地球連邦軍
- RX-79BD-1 ブルーディスティニー1号機
- RX-79BD-3 ブルーディスティニー3号機
- RGM-79G ジム・コマンド[1]
- RB-79 ボール
- MS-06 ザクII(鹵獲機)
- RX-75 ガンタンク
- RX-77 ガンキャノン
- RX-78 ガンダム
- ジオン公国軍
- MS-05 ザクI
- MS-06 ザクII
- MS-07B グフ
- MS-08TX[EXAM] イフリート改
- MS-09 ドム
- MS-14 ゲルググ
- MSM-03C ハイゴッグ
- MSM-07E ズゴックE
- RX-79BD-2 ブルーディスティニー2号機
[編集] 派生作品
- 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY(漫画版)
- 講談社の「覇王マガジン」で連載されていたもの。作者は高山瑞穂。雑誌の休刊の影響で、ゲーム版の第2部までしか漫画化されていない。
- 現在はKCデラックス版が入手可能(ISBN 4-06-334965-9)。
- なお、DNA出版の『ギレンの野望 コミックアンソロジー』(ISBN 4-921066-02-7)にて同作者はブルーディスティニー2号機と3号機の決着シーンが含まれた漫画「蒼い残照」を掲載している。
- 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY(小説版)
- 作者は皆川ゆか。
- 現在は講談社文庫版が入手可能(ISBN 4-06-273571-7)。
- 覇王ゲームスペシャル版 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY
- 講談社より1996年から1997年にかけて発売されたゲームの攻略本にも、ショートストーリーが掲載された。ストーリーはスタジオオルフェの千葉智宏が、イラストは同作品のコミック版を担当した高山瑞穂が手掛けた。イラストは新規書き下ろしの他、ゲームとコミック版の物を流用している。
- 三冊出版された攻略本にそれぞれ、「蒼き死神の系譜」「蒼き騎士の探究」「蒼き騎士と眠り姫」の三作品が掲載され、皆川ゆかの小説版や高山瑞穂のコミック版とは異なった解釈が成されている。
- 講談社「覇王ゲームスペシャル69」機動戦士ガンダム外伝Ⅰ 戦慄のブルー テクニカルガイドブック(ISBN 4-06-329269-X)
- 講談社「覇王ゲームスペシャル71」機動戦士ガンダム外伝Ⅱ 蒼を受け継ぐ者 テクニカルガイドブック(ISBN 4-06-329271-1)
- 「蒼き騎士の探究」
- ニムバスとユウの遭遇とキャリフォルニアベースでの戦闘と、マリオンが事故により意識を失うエピソード。
- 講談社「覇王ゲームスペシャル81」機動戦士ガンダム外伝Ⅲ 裁かれし者 テクニカルガイドブック(ISBN 4-06-329281-9)
- 「蒼き騎士と眠り姫」
- IIの後半からIIIのストーリーをユウ、アルフ、ニムバス、マリオンの視点から描く。
[編集] 脚注
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